整備士としてのキャリアに、選択肢はひとつしかないのか?と考えた話

「このまま、この働き方を続けていけるんだろうか?」
ある日ふと、そんな不安が胸に浮かびました。

これまで整備士として、がむしゃらにやってきた自負はあります。
車検、一般整備、重整備、そして検査員資格も取った。
後輩の育成も任されて、現場でも頼られるようになった。

でも、ある時から気づいたんです。
「キャリアの道が、ものすごく狭い」ことに。

🛠 キャリアパスは一本道だった

整備士の世界は、基本的に「現場の延長」にキャリアが用意されています。

  • 新人は車検班からスタート
  • スキルを積めば一般整備や重整備へ
  • 頑張れば検査員資格も取れる
  • さらにその先は…?リーダー、アドバイザー、チーフ、工場長——でもその枠はほんの一握り

つまり、キャリアの途中までは“努力次第”だけど、その先は“枠次第”なんです。

そして、その「枠に入れなかった人」が、次にどこへ進むのか?
それが、はっきり見えない。
見えないことが、不安につながっていたのだと思います。

💬 周囲にも広がる、見えない将来への不安

「体、そろそろしんどくなってきたな…」
「でも、辞めても他にできることってあるのか?」
「この先、給料は上がっていくんだろうか…」

そんな声を、周りからもよく聞くようになりました。

みんな黙って頑張っている。だけど、“この先”が見えない。
それが、整備士という仕事の持つ“目に見えない壁”だと感じました。

🔍 選択肢は「ない」のではなく、「見えていなかった」だけ

私はある時、自分に問いかけてみました。
「本当に、キャリアの選択肢ってひとつしかないんだろうか?」

その問いは、心のどこかでずっと気になっていたけど、見て見ぬふりをしてきたものかもしれません。
でも、その瞬間から、今まで気づかなかったいろんな可能性が浮かんできたんです。

たとえば——

  • 後輩を育てることが得意な人は、「講師」や「メカニックトレーナー」として整備士を育成する立場になれる。
     実際、講習会や専門学校で講師として活躍する元整備士も少なくありません。
  • 接客が得意な人なら、フロント業務やサービスアドバイザーへ進む道もある。
     お客様と信頼関係を築ける整備士は、企業にとっても貴重な存在です。
  • 工具や設備に詳しい人は、工具メーカーや商社へ。
     実際に使ってきた経験があるからこそ、現場目線の提案ができて重宝されます。
  • フットワークが軽い人なら、「出張整備」や「業務委託整備士」として自分で現場を選んで働くこともできる。
     家庭との両立や収入アップを目指す整備士が、副業から始めているケースも増えています。
  • 情報発信が得意な人は、SNSやYouTube、ブログなどを通じて「知識を広める整備士」にもなれる。
     実体験をもとにした発信は信頼され、講師依頼や案件につながることも。

これらはすべて、「整備士として働いてきた経験」があってこそ実現できるものばかりです。
つまり、選択肢がなかったわけではなく、ただそれが“見えていなかった”だけなんです。

昔の自分は、「整備士は現場で手を動かしてなんぼ」と思い込んでいました。
でも今は、“整備士だからできること”は、現場の中だけじゃないと強く思います。

この気づきが、私にとって働き方を見直す大きなきっかけになりました。
そして、それを伝えることで「もう一歩踏み出してみようかな」と思える人が、
一人でも増えてくれたらうれしいです。

🌱 ServEdgeは、「選べるキャリア」を支えたい

今の整備業界は、慢性的な人手不足に悩んでいます。
一方で、現場で頑張っている整備士たちは、
「キャリアが見えないまま頑張り続けている」ことが多い。

このギャップを埋めるために、
「選べるキャリア」をもっと広げたい。
そしてそのための支援を、現場を知っている自分だからこそやりたい。

それが、私がServEdgeという会社を立ち上げた理由のひとつです。

🔚 最後に|整備士という仕事に、もっと自由と誇りを

整備士という職業は、誰にでもできる仕事ではありません。
専門性があり、責任があり、そして誇りがある。

でもその一方で、
「働き方が限られている」と感じている整備士が少なくないこともまた、事実です。

これからの時代、整備士にももっと多様な選択肢があっていい。
工場に勤めることも、独立することも、情報を発信することも。
「自分の人生を、自分で選べる」
そんな整備士が増えることを、私は本気で願っています。

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整備士の方も、整備工場の経営者の方も、
「ちょっと話を聞いてみたいな」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。

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